妙なパンツ
独自の視点とマニアックな物作りを行う
「CLASS」
「答えが特定されるのが好きじゃない」と言うデザイナーの意志は、ファッションにおけるルールや掟をフラットにし、俯瞰的に疑問を投げかけるアプローチが魅力的。
エクスペリメンタルで実験的な服は一部の洋服オタク達に強烈に刺さるのです。

「CCGA02UNI」
デニム、ウールヘリンボーン、ドーメルの素材を用いたCLASSのパンツ。
展示会の時からこのパンツが凄く気に入り、3素材全部オーダーしてしまいました。
同じ形でも素材の違いで全く別の魅力を持つ「CCGA02UNI」
普通に置いてあると、一見誰もが持っていそうなパンツに見えますが
広げると「おおー」とちょっと驚く。
これは耳?と言えばよいのか。ウエストが横に広がる異様なパンツ。



CCGA02UNI LHGHT OZ DENIM
Price ¥40,700 (tax in)
Size 2
Cotton 100%
極端なテーパードに、横幅を極端に出すことで見た事もない「変わり種」デニム。
この極端な膨らみに対して極端な裾細シルエットがジョッパーズパンツ的な要素を連想します。
デニムの生地に限っては「硬さとハリ」がある分そのシルエットが誇張され、スエットにデニムといった普通の格好でも、程よい違和感を印象付けます。

前後左右この耳みたいなのがパタパタと揺らぐ。ポケットにはペットボトル1本丸々入りそうな大きさの容量を確保。


ー「ROYAL12」ー
こちらはイギリスの名門マーチャント「ドーメル」
経糸(たていと)・緯糸(よこいと)ともに52番手という太めの糸を使用したROYAL12
これはロンドンの高級仕立て屋街で伝統的に好まれてきた仕様で、通称「サヴィル・ロウ番手」と呼ばれているもの。
これだけの生地クオリティーを誇るのだから、履き心地も極上の気分に包まれることは間違いありません。


CCGA02UNI Royal 12 Wool Serge (DORMEUIL)
Price ¥89,100 (tax in)
Size 2
Wool 100%

裾に溜まった生地の弛み、生地の重みとドレープの影響で「耳」部分に「ヒダ」が形成され、履いた時に独特なシルエットが生まれます。



横にビョーンと広がる生地
よくよく考えるとパンツ1,5本分位の生地用尺を使っているのではないだろうかと思わされるほどの分量。
非常に贅沢なパンツです。


3本目となるウールヘリンボーン。
ドーメル「ROYAL12」と比べると生地の肉感があり地厚。

CCGA02UNI Wool Herringbone
Price ¥84,700 (tax in)
Size 2
Wool 100%

かれこれ15年くらいCLASSを買っていますが、このブランドのイメージカラーはグレー。と個人的に思っています。
確か最初に買ったCLASSのアイテムもグレーのコートだった気がする。
グレーの持つニュートラルな魅力が詰まった1本。

ちょっとコッテりした格好もグレーが包み込んでくれます。
大胆なフリルシャツに赤のボレロ(個人別注したeofm)
攻めのスタイルもニュートラルにしてくれる。

「自分が良いと思った洋服は衝動的なもの。計算ずくで買ってばかりではつまらない。少し歪だったり、スタイリングを決めすぎず、ちょっと抜けているくらいが良い日ってありませんか」
デザイナーの堀切さんが展示会に言っていたことを思い出しました。
確かに。
このパンツはカッコいいけど、カッコよすぎないと言う妙があります。
これ、これ。
CLASSにハマって行ってしまう理由です。