レザーでスラッシュキルト1点のみ作りました
民族衣装を語らせたらこの方の右に出る人はいんじゃないか?と思うほどその博学多才さは服のデザインに投影されています。
それがeofmの鶴田さん。

ある日電話をかけました。
「こんにちは〜嵐田です」
「お疲れ様です〜どうしました?」
「いや〜ちょっと相談ありまして、、」
「なるほど、今日はどんな相談ですか?」
「前に見せて頂いたあのレザーのジャケットあったじゃないですか?あれを更にウチっぽい仕様にできたりしませんかね?」(なんとも抽象的な表現)
「おーなるほど!今eofmの新しい試みで、アートワークとして打ち出しているスラッシュキルトの技術を用いた、レザーアイテムをやろうと思っているんですけど、よかったらそれをレザージャケットでやってみませんか?」
「スラッシュキルト!?レザーでできるんですか?」
「相当手間がかかりますが、なかなかの大作になります。ちょっと挑戦してみましょうよ!」
「やばいすね。是非やってみましょ!」
そんな感じのノリだった気がしますが、時間をかけてようやくeofmとの別注レザーが10月頭に届きました。





Price ¥300,000+TAX
【Fabric】
Horsehide 100&%
【Color】
Black
【Size】
L
出来栄えは想像以上でしたね。めっちゃかっこいい仕上がり。
背面に「スラッシュキルト」を施したレザージャケットが遂に完成しました。
背面のインパクトが強いので、そこに視線が行きがちですが、僕はこのジャケットの好きなポイントは前身頃の打ち合わせの深さとトグルボタンも含む全体感。
ちなみ素材の調達から加工まで、かなり時間を要したので、今回はこちら1点のみしか作れませんでした。

デザインソースとなったのはモンゴルの民族衣装
「デール」
馬を生活に取り入れている遊牧式の生活であるモンゴル民族から
馬→バイクとかけてこの発想を着手。
深い打ち合わせの前身頃が特徴的で、従来はボタンで開閉する仕様ですが、こちらははジッパーで脇下から腰位置まで閉じることができます。
ライダースの本来の機能である「防寒性」としても完璧な仕様。

首元のトグルの仕様はミリタリーなどで使われていたデザイン
(この感じスエーデン軍とかになかったけ?)
雄々しい馬革の野生味が混じることでこの留め具と一体化し独特な高級感が漂っています。
レザーはポーランド製のタンニン鞣をしているので、経年変化が思う存分楽しめるのも魅力的。
0,9ミリまで薄くしき心地の軽さも考慮しています。


着丈はやや短めに設定。前身頃にはフラップのポケットが1つだけ付いたシンプルな形。
フィット感はややタイト目なつくり。
サイズはLのみですが時間をかけてゆっくり身体に馴染ませていってください。

eofmで考案した、鹿革のレザースラッシュキルトを贅沢に背中一面にあしらい、その着た時の存在感は異様なオーラを放っています。
そして、湾曲した立体的な腕はハンドルを持つのに良い形状にしているとの事。
全体的な立体感がこのジャケットの特徴です。

そして左側のみに付けられたポケット。収納としても便利な仕様です。ジップを開くと、ダブル仕様のライダース風にもなります。


eofmさんと企画するレザージャケットはこれで4回目。
今まで色々な形で作ってきましたが、今回も新鮮で見たことないライダースジャケットが完成しました。
民族のモチーフを入れるだけで、ハードさが緩和されるのは不思議。
ライダースに苦手意識ある人でも、挑戦しやすいのではと思います。
ちなみに、僕もめちゃくちゃ欲しいです。でも1点のみ。早く誰か迎えに来てください。笑
嵐田