Maison Noumu を訪ねて -Vol.3-








まずは、オールデッドストックの貴重な素材を使用したロングコートから。
真空の中に閉じ込められ、ながい年月眠り発見された太古の花の結晶が、額装され再び意味を帯びる瞬間を表現した作品。
僕が個人的にインスタグラムを見た時からインパクトを感じた作品の1つです。
ドレスのようなコートを目指したこの作品は、シルク生地の上品な艶感がフローラルパターンのジャガード生地をより立体的に魅せています。

奥行きのある造形美を持つボタンはフランスはパリにアトリエを構えるデザイナーのボタン。

それぞれの素材がデザイン全体のエッジを丸くしており、裏地には中綿地にダイヤキルティングを施しています。

ラグランスリーブのためジェンダーに関係なくフィットしやすいデザインとサイズだそうです。


イタリアはサンタクローチェ地区にあるLa Perla Azzurra(ラ・ペルラ・アッズーラ)社が製造する、ロウ引きした銀面が特徴のアーティスティックなショルダー革。
天然のシボ出し(シュリンク)加工を施しているのと、オイルが効いてる分やや柔らかめの質感ではありますが、裏処理加工の際のプレスで繊維が密になり、コシ感もある仕上がりとなっているそうです。
革の物性としては、植物タンニン鞣しで染料仕上げ、バケッタ製法によりオイルがしっかり入った革なので、使い込むほどに味わい深い色に変化し、自然な艶が出て来る、経年変化(エイジング)を愉しんでいただける革です。


鞄の王様とも比喩される通称ダレスバック(ドクターバッグ)は大きく開く上部開口部が特徴的で、中が見やすく物の出し入れも容易です。
フラップ錠式で鞄に鍵をかけることも可能。鞄内部は大きな仕切りポケットの他にペンホルダーポケット、2口の小物用ポケットが付いています。
開閉する時、「カチッ」と施錠する音もまた良い。
個人的にかなり欲しい一生物の鞄。 必ず手に入れたい(お店で販売したい)と自分に誓っています。

そして、このコートも外せません。
甲冑の様なデザインと大きなシルエットが重厚感と強いインパクトを与えるレザーコート。前身頃、後身頃(センターバック切り替え)袖のそれぞれのパーツを一枚剥ぎで裁断し、約5枚の革を贅沢に使用し作成したコートは牛革の素材感がダイレクトに伝わります。

革の表面はワックスが吹き付けられており、経年変化により革に浸透し艶感が増す。
革の表情が大きく変わるこの作品は日常のアウターとしてはもちろん、アート作品としても愉しんでいただきたいそうです。

こちらも鞄と同じくイタリアLa Perla Azzurra(ラ・ペルラ・アッズーラ)社が製造する、ロウ引きした銀面が特徴のショルダー革。
フロントはボタンではなくマグネット式のもの。







デッドストックの貴重なファブリックとタンニンなめしのホースハイドを使用したロングコート。
こちらはレザーとシルクのドッキングバージョンになります。









BLOGで紹介するのにも数が多く、全部を紹介するとなるとかなり長くなりそうなのでここまで。
展示されている作品は全て素晴らしく、正直全部欲しいくらいでした。笑
しかし、僕以上にデザイナーの阿部氏は、本当はどの作品も手放したくないそうです。笑
でもこんなに素晴らしいアイテムばかりなので、欲しくなりますよね。




この感動をそのままに、2026AWでお客様にお届けできる機会を設けれらたらと思います。入荷を楽しみに待っていてください。
これにてNoumuを訪ねての3部作終了。
長文をお読みいただきありがとうございました。
嵐田